2022年5月、YCP Holdings (Global) Limited（本社：シンガポール、取締役兼グループCEO ：石田裕樹）は、同社を持株会社とするYCPグループが新設したサステイナビリティ・ソリューションズ事業部のサービス拡充を目的として、シンガポールを拠点にサステイナビリティの管理・報告・最適化のためのSaaS（Software as a Service）型プラットフォームを提供するRIMM Sustainability Pte Ltd（以下、「RIMM」）とのパートナーシップ契約を締結するとともに、同社の資金調達シリーズAラウンドにも出資いたしました。このパートナーシップおよび出資を通じて、当社グループはRIMMのソリューションを活用したより強力なサステイナビリティ関連サービスを提供してまいります。
RIMM（Real Impact Matters Most）は、ESGの報告および管理ソリューションを低コストで提供することを目的として、2021年にSaaS型プラットフォームを立ち上げました。設立以降、プレシリーズAラウンドでの300万米ドルの資金調達、東京都からの100万米ドルのグリーンファイナンス助成金、シンガポール金融管理局からの助成金獲得に成功しています。また既存投資家には、ベンチャーキャピタルのBEENEXT、タイ財閥であるTolaram GroupのAswani一族、日本で最も成功しているテクノロジー投資家の一人である谷家衛氏などがいます。
RIMMのCEO兼共同創業者、Ravi Chidambaram氏のコメント
「YCPグループ とのパートナーシップを嬉しく思います。本パートナーシップは、これからサステイナビリティを世界へ広く浸透させていく長い道のりにおいて、非常に重要なマイルストーンになると考えております。アジアでも有数のコンサルティングファームとして高い評価を得ているYCPグループとパートナーシップを結ぶことで、テクノロジーを活用したサステイナビリティ・ソリューションを多数のクライアントに提供できることを大変楽しみにしています。」
当社グループのサステイナビリティ・ソリューションズ事業部は、RIMMとのパートナーシップ契約の締結により、事業会社やプライベートエクイティ、金融機関などのクライアントに対し、サステイナビリティの評価や、サプライチェーン改革、サステイナビリティ管理のためのデジタルソリューション、トレーニングや教育モジュールの提供が可能となります。また、東京証券取引所プライム市場では、上場企業に対してTCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）レポートを義務付けており、同様の義務化がシンガポール（2023年以降、金融、農業、エネルギー分野が対象）、マレーシア（2024年末）、香港（2025年）などにおいても準備が進められております。本パートナーシップを活用することで、当社グループはサステイナビリティに関連する包括的なソリューションを提供してまいります。
YCP Holdings (Global) Limitedの取締役兼グループCEO、石田裕樹のコメント
「RIMMへの出資は、本パートナーシップに対する当社グループの長期的、かつ強いコミットメントを示すと同時に、低コストで使いやすいRIMMのプラットフォームが今後大きなビジネスインパクトを与えることを当社が確信していることの表れでもあります。本パートナーシップを通じて、RIMMとともにサステイナビリティ・ソリューションの共同開発を推し進め、サステイナビリティ導入の必要性に迫られつつも、その複雑さに課題を抱える世界中のクライアントへ、企業変革を実現するシンプルかつ効果的なサービス提供を目指してまいります。」